【R6S】『撃ちやすいから?反応速度が速くなるから?』ACOGを使うべき理由を考えてみた

昨日ようやく気づいたことなんですが、シージは敵と近距離で『撃ち合う』ゲームではないんですね。

ACOGって使いにくい

シージではACOGという2.5倍スコープがいちばん倍率が高くなっています。ACOGは基本的に攻め側しか持てませんが、プロも愛用しています。

でも、なんでACOGをみんな使っているのかがいまいちわかりませんでした。たしかに柔らかいゆえに敵が見えること、それに当てることが大事なシージでは倍率が高いことで反応速度は速くなるとか、ミリ置きがしやすくなるとか、小さい穴から覗きやすくなることは大事ですが、いざ突入していったときに倍率が高すぎてクリアリングがしづらいですし、当てさえすれば倒せるシージで近距離戦で覗きにくいACOGは使いづらくて仕方ありませんでした。

シージは攻め込むゲームじゃない

ところが昨日、ASHで壁を破壊していて気づきました。シージというゲームは、中に攻め込んでいくゲームではないんだと。

どういうことか?

ふつうのFPSの爆破モードは、どんどん敵地に攻め込んでいって、設置場所を確保して設置してそれを守ってという認識でいると思います。

でもシージの場合は初めから違って、攻め込むという感覚ではなく、あぶり出すという感覚で戦うべきなんだということです。要は、攻め込まずとも、逃げ場をなくした敵が火の中に飛び込んでくるのを待つゲームではないかと思うんです。

ど真ん中に建物があり、それを攻め込むという形式を取っているのがシージの爆破モードです。これはどのマップでも共通しています。てきは5人とも建物のなかにいるのは確実で、それを探しながら攻め進むわけですが、攻め込まずとも敵が姿を現すように仕向けていくのが上手い作戦じゃないかと思うんですね。

射線を通すことが重要

どういうことかというと、壁や床、天井を破壊することで、射線を通していくことが大切なんです。HIBANAはわかりやすい例ですが、横長の長方形で強化壁に穴を開けることができます。これは縦に3つ並べると人が通れる穴になりますが、そういう使い方は非常にもったいなくて、HIBANAの強みは3箇所に射線を通すことができるようになることだと思うんです。

一度強化した壁は壊されたからといって再度強化することはできません。壊した強化壁は補修することができず、穴は開きっぱなしになります。強化壁は覗かれたくない場所、隠れたい場所、壊されたくない場所に貼りますから、それを3箇所も通すことができれば敵の位置はある程度予測できます。

袋の鼠作戦

壁が壊されても守り側はなんとか隠れ続けることはできるでしょうが、それをさらに難しくさせるのがドローンの存在です。攻め側が各自2つずつ所有するドローンで、破壊した強化壁周辺を探索すれば敵は見つかるでしょう。見つかって動くとなれば開けられた穴から見られてしまうリスクがありますし、動かなければマークをつけられて投げ物や決め撃ちの餌食になってしまいます。

ASHも似ています。私のレート帯では、本来貼るべき強化壁が貼られてしなかったりします。そうなるとHIBANAを使うまでもなく、ASHのブリーチング弾を撃ち込むことで、大きな穴を開けることができます。当然そこに敵はいられないので、いる場所が大きく制限されます。これは壁をガンガン壊すことができるGLAZでもできますよね。

そういうわけで、開けた穴を覗いておくという戦い方や中距離でチラッと見えた敵を撃つという撃ち方が基本となる以上、攻め側は等倍スコープではなくACOGを使うという選択をします。

さいごに

狭い通路や障害物の多い設置場所を無理やり攻め込むには、それはもちろん等倍スコープがいいわけですが、実際には敵をあぶり出してしまい、『撃ち合う』ではなく『一方的に狩る』ことを目的としているなら等倍では物足りないわけです。

それが多分、プロチームがどこも設置場所をあまり守らずに広く陣地を取っていたり、上層階を必死に守ってたりする理由にもつながってくる感じになっているんじゃないかなあと思います。

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