弱い相手と戦い続けることによるデメリットがヤバい

勝利し続けるためには、経験と知識をどんどん詰め込む必要があります。

勝てるポジション、勝てる撃ち合い方、勝てる覗き方など、
いわゆる勝ちポジを見つけていく、勝ちポジの経験を積んでいくというのが強くなるための流れです。


巷でよく聞く”強ポジ”と、僕のいう”勝ちポジ”というのは、異なります。
ここ大事ですよ!ここ大事ね!

強ポジは、一般的に強いポジション。誰が使ってもある程度強いポジションを指します。
勝ちポジは、己の、自分自身が撃ち勝てるポジションです。
たとえ巷で弱いと言われてようが、勝てるなら勝ちポジです。

こちらのエントリでも同じことを書いてますが、
立ち回りを良くするために その③ 『自分の勝ちポジと負けポジを理解する』

想像してください。被弾することなく、気持ち良く敵を倒してるシーンを。

実は、想像したシーン、マップや場所、撃ち合い方が、あなたの勝ちポジのヒントになってます。
勝ちポジというのは、自分が勝ちやすいポジションのことです。
反応しやすいとか、頭を抜きやすいとか、よくわからんけど勝つことが多いだとかそういうポジションです。

逆に負けポジは、いつも撃ち負けたり、狙いにくかったり、
先に撃たれて傷ものになったりするような経験上負けやすい ポジションを指します。

この負けポジでいかに撃ち合わずに、勝ちポジで待ち、勝ちポジで交戦し、
勝ちポジで抑えることができるかが立ち回りのキモとなってきます。
マップ内に点在するいくつかの勝ちポジを上手く活用し、勝ちポジから勝ちポジへと移動して、
できるだけ負けポジになるような場所では撃ち合わないこと。


この勝ちポジを覚えていくこと、あぁここは俺の勝ちポジなんだと認識すること、
これが経験・知識を積むということです。

FPSの上達にはこれが必須なんですけれども、
弱い相手と戦っていると、本来負けるはずの不利なポジションで勝ててしまうんですね。
負けるはずのポジションというのは、身体が敵に先に見られる場所、
逃げにくい場所、いろんな角度から見られる危険のある場所などのことです。

なぜ勝ててしまうのかといえば、それは相手のAIMが悪いから。
普通の相手なら当ててくるはずなのに、相手が下手だから勝ててしまう。
相手が下手だから、それゆえに、あたかも勝ちポジのように勘違いしてしまう。
これは非常にまずいんです。

何がまずいか?

意味のない、むしろマイナスな経験を積んでしまうからまずいんです。
というのも、敵に撃ち勝った=このポジションは勝てる・強い というイメージが頭に刷り込まれます。
弱い敵と戦えば戦うほど、勝てるポジションは増えていきます。
しかし、実際には別に強くないポジションでも、弱い敵と戦うことで、勝てるポジなんだと錯覚していますよね。
これがまずいんです。

本当は弱いポジションなのに、勝てると勘違いすることによって、立ち回りに穴ができます。
強い相手と戦うときには、勝ちポジから勝ちポジに移動していき、敵の甘えを喰う、
もしくは、お互いに勝ちポジから移動した瞬間を喰う、といった戦いになってきます。

それなのにわざわざ弱いポジションで待っていては、相手からすればカモです。
ですが、自分にはなんで負けたのかがわかりません。
同じ実力同士で戦えば負けポジなのに、勘違いによって勝ちポジだと思い込んでいるために、
勝ちポジで負けた、ということから反省が始まってしまい、本当の原因が見つかりません。

しかも質の悪いことに、自分より弱い相手と戦えば戦うほど、本来の勝ちポジを忘れていき、
あそこは勝ったり負けたり、ここも勝ったり負けたり、もうどこが勝ちポジなのかもわからなくなります。
こうなると今まで積んだ経験もほぼ意味がなくなり、立ち回りに一貫性がなくなります。

逆に自分よりも強い相手と戦い続ければ、本当の勝ちポジがどんどん見つかります。
弱いポジションで待っていれば毎回、毎試合、毎マップで、8~9割負けます。
格上相手に弱ポジで勝てるわけないからです。
格上相手に勝つためには、自分が得意なポジション、つまり勝ちポジで交戦するしかないんです。

強い相手と戦うと、やっぱり結果的には負けて萎えることも多いですし
ザコを蹴散らすほうが鬱憤が晴らせて面白いと思いますが
本当に強くなりたいと思うのなら、多少の連続負けは覚悟のうえで、己の勝ちポジを探し続けてください。

勝ちポジと負けポジが正しく判別できるようになれば、自分独自の立ち回りの基礎が出来上がります。

例えば!

FoxHuntingの中マンにいる、が僕。

中マンから交戦する分には、まず勝てます。

この中マンvs1周辺というのは、交戦になったら90%くらいは勝てるような超勝ちポジの1つです。
僕は攻めの際は、中マンから積極的にアクションを起こそうとします。
これはあくまでも僕のなかでの勝ちポジなのであって、他の人にも当てはまるかはわかりません。
強ポジではなく、”びすた無限の勝ちポジ”と思ってください。

ただ敵が中マンから視認できないからといって、中マンから一歩でも出た瞬間、負けポジに早変わりです。
見られる場所は多く、タイミング次第では普通に横から撃たれて、何の反応もすることなく死ぬポジです。
よって、もしハシゴ下を覗きたい…!と思ったときには、

面倒ですが、いったん庭まで出て、1階段経由で樽裏からハシゴ下を覗きます。
1中に入るときも同様です。1階段経由で入ります。

これが僕のなかで勝ちの流れ、勝てる立ち回り、シナリオの1つになってます。

こういった自分独自の決まりをいくつも作っておき、その立ち回りのパーツを組み合わせて、
人数不利から逆転できるような立ち回りを作り上げると思ってください。


これは強い相手の場合に、”中マンから出たら死ぬ”というのが
強く印象づけられてるからこその立ち回りなのであって
もし弱い相手と戦い続けていたら……、中マンから出たら赤倉庫を喰えるし、ハシゴ下は絶好のカモ。
なんて思っていたかもしれません。


立ち回りがクソと言われる人は、
間違った勝ちポジですでに頭のなかが占拠されてしまっている可能性が高いです。
一度そうなってしまうとなかなか修正は難しいですが、しっかりと意識して少しずつ取り戻していきましょう。

コメント

  1. やんやん より:

    シルバー以下の人々には是非見て欲しい記事